5/27に開催された OSC2017 Nagoyaに参加してきました。
参加
OSCには何度か参加していますが、名古屋への出展は初めてでした。
去年のアレ
今回の参加に至った理由は去年に遡ります。先に書いておきますが嘘です。
闇市です(腹を決めた pic.twitter.com/1pqvAnWhDX
— ウェアラブル雑巾 (@toshi_a) 2016年5月28日
かなり心細い pic.twitter.com/YglJunlAFI
— ウェアラブル雑巾 (@toshi_a) 2016年5月28日
去年のOSCは、一般来場者として遊びに行きました。しかし入るなり悪い初音ミクに捕まり、強制的にブースを作られ、全く準備なしにmikutterブースを構えることになってしまいました。
今年
今年はそういったことがないよう、投機的に出展登録しておいたため、突然の襲撃はなく、平和に過ごせました。
終わった pic.twitter.com/Glc7hsmjLh
— ウェアラブル雑巾 (@toshi_a) 2017年5月27日
ブース
みくったーちゃん
— ウェアラブル雑巾 (@toshi_a) 2017年5月27日
今回は初の試みとして、@sushi514がA1のポップを作ってくれました。企業ブースだと普通にやってますが、mikutterのような個人でやってるブースだと、技術的、時間的に用意するのが困難でした。すしはコミケでもらぼちっくげーとで当日の深夜からポップを作り始め、早朝に入稿していんさつしてもらうということを日常的に行っているため、今回もいい感じにやってくれました。スピード入稿のスリルを慣れない土地で出すために、事前に現場検証までしていたようです。すごいですね。
賽銭箱
夏に開催されたOSC2016 Kyotoで初登場した賽銭箱が今回も登場しました。いつもどおりの賽銭箱ですが、前回レポートを書いてなかったOSC大阪ではポケット・ミクの基盤を内蔵したことで単体でふぁぼ通知を再生することが出来るようになり、今回はRaspberry Pi3対応を謳うACアダプタを利用したため、画面にずっと電気マークが表示されているのが改善されました(前回まではスマフォ用のUSB充電器を使ってた)。わかっては居たけれど展示への影響は特にありません。あと、こころなしかファンの回転数が上がった気がします。気のせいです。
名古屋ではリモコンをもってきたのは初めてだったので、まあまあ楽しんでもらえました。3.5になってリモコンの設定をいじっていると謎のクラッシュをまれに引き起こすことがわかったので、京都までには調査しておかないとなぁ(やらなさそう)
mikutter WWDC 2017 Nagoya
AppleのWWDCと日程が近いことと、今回初めて話す「World」とかけて雑にこの名前にしました。セミナーの名前はわりとどうでもよい気がしているので適当です。
当日の2週間前から体調が悪く、当日はなんとか回復していたものの、準備のラストスパートを思ったように掛けられませんでした。しかし、多少準備不足なくらいのほうがうまくいく、とまでは言いませんが、今回はWorldという初めて発表する話があったこともあって、反響もよく、満足いく内容となりました。
発表のクオリティと準備に割けたリソースにはあまり相関関係はないような気がしてきました。とはいっても、準備を怠って微妙な感じになったらそれこそ目も当てられないので、今後も似たような感じで行きます。
スライド
【公開用】mikutter WWDC 2017 - Google スライド
公開しています。
- mikutterとは(いつもの)
- 今回はMastodonを通して、mikutterは環境なんだとよいうことを話した
- mikutterとは(具体例)
- Slackプラグインを通して、具体的にあひるに話してもらった
- mikutter 3.6
名古屋初めてだからというわけではありませんが、必ずmikutterは環境とはどういうことなのかを話すようにしていて(16年京都ではそのへんをスキップして微妙な感じになったため)、この構成で固まりつつあります。
ダブル講師
今回初の試みとして、私が45分話すのではなく、間15分をあひるに話してもらいました。彼は春からコミッタとなって、バグフィックスなどを積極的にやってくれています。どのOSSプロジェクトでもそうだと思いますが、開発者があまり興味がない範囲のバグフィックスは優先順位が下がるし、多少のバグを無視してでも進めないと停滞してしまいます。したがって、なにか野心を持ってパッチをくれる人よりも、積極的にyak shavingしてくれる人のほうが珍重されるということがままあるようです。
mikutterも例に漏れず、これだけやってくれてるし早く進めたいという気持ちが強くなってきています。よい流れですね。
内容について
World
今回はmikutterの長年の目標であった、いろいろなSNSやメッセージングサービスなどに対応するための基盤がmikutter 3.6で出来上がりつつあるので、それをWorldと名付けたという報告とともに、Worldとはどういう問題を解決するのかを説明しました。後日mikutter 3.6の機能としてこのブログやWriting mikutter Pluginで説明すると思いますが、既にちょっと見せる程度なら特に問題ないレベルになっています。
Slack
あひるに話してもらったのは彼が開発しているSlackプラグインについてです。彼の話を通じて、Twitterクライアントという繭の中で着々と成長してきたmikutterが、既にTwitterクライアントから羽ばたく準備ができているということを実感してもらう事ができたと思います。
反響
人数も、椅子がすべて埋まる程度には集まってくれましたし、十分笑いも取れました。セミナー終了後も、ブースに来て内容について質問してくれる人がたくさんいたので、満足してもらえたと思います。今回はセミナースペースと近い場所で展示をしていて、パーティションで区切られているようなこともなかったので、セミナーが終わったあと流れでブースに行って込み入った話をするような感じでした。あの場所良いですね。
まとめ
今回は特に楽しかったです。特別モチベーションが落ちていたわけではありませんが、3.6の動向についてとくに発表していなかったので、ポジティブなフィードバックをもらえて良かったです。来年もOSC名古屋には参加したいですし、このあと開催されるいくつかの地域のOSCにも出展したいと思っているので、機会があれば遊びに来てください。